こんにちは、原子です。
僕はセッションをしている方のビジネスサポートやコーチングをさせていただいています。
コーチングやカウンセリング、セラピスト、ヒーラー、占い師などです。
ビジネスサポートの中でも多いのは
・オリジナルなメニュー
・オリジナルな商品(コンテンツ)
を一緒に作る相談です。
特に大切にしているのは『あなたらしさ』です。
「あなた“だから”申し込みをしました」と言われるような、オリジナル性のあるコンテンツ。
今日はそんなオリジナルを創るための考え方をテーマにしていきたいと思います。
Contents
コーチング、カウンセリングの価格で比較される
僕は8年前は取った資格をそのまま肩書きにしていました。
「カラーセラピストです」と言ってみたり、「ヒプノセラピストです」と言ってみたり、「メンタルコーチです」と言ってみたり。
自分でもブレていると思いながらも色々な見せ方をしようとさまよっていました。
メニュー名も「コーチング月2万円」とか、「カラーセラピー」とか「ヒプノセラピー」とか、そのまま資格名で出していました。
それで上手くいっているならいいんですが、まぁ反応がない・・・。
いま振り返って分かるのは『オリジナルじゃないから比較される』という原因です。
例えば、コーチングの資格を取って「メンタルコーチです、月2万円です!」と言ったとします。
でも、メンタルコーチと名乗っている人は他にもたくさんいるじゃないですか。
なので、その自己紹介を聞いた(またはSNSなどで見た)人からは「他にもいる内の1人」と感じてしまいます。
言っている本人は、他の人とは違うと思っていると思うんです。…僕もそうだったので。
でも、その違いをハッキリと伝えない限り、残念ながら伝わらない。
違いが分からない側(初めての人)からしたら、いざコーチングを受けたいと思っていたとしても「値段で比較をする」または「強いキャラが立っている人」という選択をすることになります。
「キャラが弱い私」でもビジネスで成功するために
僕は自分が「キャラが弱い」、「印象が薄い」と悩んでいました。
「あの人はキャラが濃いから選ばれるんだろう。自分ももっとノリ良くいかないといけないのかな…」
そう思うものの、自分を偽って明るい目立つキャラを演じようとすると、それも苦しい。
もし、あなたもそんな悩みを抱えていたら『オリジナルメニューを創る』ということをやってみてください。
オリジナル=他ではない、ということです。
他にはないので比較のしようがありません。
「ここにしかない」「あなたしかやっていない」となれば、選んでもらいやすくなります。
資格を取ったからといって、その資格名のままメニューとして出したら弱い(印象が薄い)んです。
と、記事を書いている僕自身も、先ほど書いたように過去に習ったことをそのままメニューにしていました。
その時は、こういう順番で考えていたんです。
1.コーチングの資格を取った
2.だからコーチングを仕事にしている
この思考って過去の影響を受けやすいと同時に、未来の枠を狭めやすいんですよね。
(=可能性が小さくなる思考ということ)
※前に「サンクコストの罠」という話も書いてみたのでこちらも参考にどうぞ
https://drive.google.com/open?id=0BwHDNQZQRP1sNm5WRDNPYTJUMm8
起業の強みは資格ではなくリソース(経験など)の組み合わせ
「あなただから」で選ばれる、オリジナルを考える時の順番はこの3ステップがオススメです。
1.志(想い)を明確にする
2.そのためにできることは何かを考える
3.できることのリソースを過去から探る
こんな順番。
リソースは「資源」と訳されますが、「ゴール達成に活用できる武器」というイメージです。
経験もリソース。人脈もリソース。お金も知識もリソースです。
コーチングを習ったというのは一つのリソースでしかない、くらいに考えるということです。
「志(未来の想い)」のために「リソース(過去の武器)」を活かすという考え方をしてみてください。
ここから、あなたオリジナルのメニュー・コンテンツの創造が始まります。
メニュー・コンテンツ作りのコツはペルソナとストーリー
あなたは「ペルソナ設定」という言葉は聞いたことがありますか?もしくはやったことがありますか?
ビジネス講座とかに行くと大体ワークとかでやるんじゃないでしょうか。
でも、ピンとこないことも多く、「使えない」と感じている人も多いようです。(僕もそうでした)
ペルソナについてはまた違う記事で詳しくお話ししますが、大切なのは臨場感です。
「こんな悩みを解決するお手伝いをしたい!」
「こんな望みを叶えるサポートをしたい!」
そう心が反応して、初めて使えるものと言えるんですね。
今日オススメしたいのは『自分の過去をストーリーとして書き出す』という考え方です。
参考までに僕、原子の過去を簡単にストーリーにしてみます。
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27歳のハラコという男がいました。
彼はコーチングを習い「俺もセッションを仕事にしたい」と起業したものの集客できず悩んでいました。
HPを作ってもアクセスがない。ブログを書いても反応がない。
結局、彼はアルバイトを掛け持ちしながら生計を立てていました。
そんな時に出会ったのがビジネスを学ぶ講座。
「こういう勉強をしなきゃいけなかったんだ!」と学びながら納得したのですが、、、
次は「でも自分のことをどう表現したらいいのか分からない!」となってしまい、コンサルを依頼することにしたのです。
親身に表現を一緒に考えてくれて、自分のメニューやページが新しく出来上がりました。
しかし、しばらく経ってみると「HPやブログで伝えているのにお客さん来ない…」と、また悩んでいます。
(物語は続く…)
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この物語を図にしてみると、こんな感じになります。
「悩んでいたものが解決した!」と思ったら新たな疑問が出てくる。
「その疑問も解決した!」と思ったら今度は新たな壁が現れる。
このように人は、その人のステージ(タイミング)で悩みが出てきます。
この『次々に出てくる悩みを解決するものは全てメニュー』にできます。
このように、オレンジ色で書いてある悩みのタイミングがメニュー作りのポイントです。
特にセッション型のビジネスをやっている方は、自分自身が悩みを乗り越えてきたからこそ、人の悩みを解決してあげたいと考える人が多いのではないでしょうか。
その場合に使えるのが、この考え方になります。
(もちろん違う場合もありますが、その場合はまた他の記事を参考にしてみてください)
先ほどの僕の例だと、ホームページを作ったけど集客ができていない、という場合。
「ホームページの作り直し」「ホームページに来てもらう方法を学ぶ」
「広告の出し方を身につける」「広告を代わりに出す」
「ホームページに載せる言葉を一緒に考える」「ホームページを起点とした全体像作り」
…など、僕自身が↑こういうことをやってきたからこそ、僕はこんな解決サポートができます。
このように『自分のリソースをどのように活かすか?』に、自分らしさが出てきます。
過去をストーリーとして出しているからこそ、具体的なサポートが見えてくるのです。
アイデアが形になる!「コンセプト」の作り方
あなたのクライアントさんになる人は、例えばどんなことに悩んでいるのでしょうか?
その悩みに対して、あなたは何を(どんなサポートを)することができるでしょうか?
遊び心を持って色々と出してみてください。
自分の過去をストーリーとして書き出していくと、『どのタイミングの人に対して』『何をしてあげたら』『どのようになるのか』が見えてきます。
言い回しを変えると
- 誰に(どんな人に)
- 何をする(どんなプロセスで)
- どうなる(どんな結果になる)
という3つを明確にしていくことが次のステップになります。
ここを明確にすることを『コンセプト化』と言います。
コンセプトが出来上がったら、次は資料を作ったり、販売ページを作ったり、チラシを作ったり・・・
という作業へと入っていきます。
コンセプトが出来上がる前に、そういった具体的な作業に入ると広がり過ぎたり、偏ってしまったりしかねません。
まずはある程度の「概念」としての形を作りましょう。
その考え方については以前に撮った動画があるので、こちらも参考にしてみてください
まとめ
オリジナルさがないと、価格やキャラで選ばれてしまいます。
そのオリジナルを詰め込むのがメニュー・コンテンツです。
そして、オリジナルコンテンツは過去からやってきたことよりも未来への想いから考えていくことがポイント。過去はリソースとして考えていきましょう。
過去を考える時は、ストーリーとして書き出していくことで『誰に』『何を』『どうなる』が見えてきます。
それをコンセプトとして表現していく工夫をしてみてください。
メニュー・コンテンツについては、こちらの記事で作り方の考え方と見落としがちなポイントを書いていますので、こちらも参考にしてみてください
ということで、少し大変な作業ではありますが、オリジナルなものができれば充実度は格段と上がります。
充実してビジネスをやることが、好きなことをビジネスにすることへと繋がると僕は思っています。
自然体でビジネスをするスタイルを創っていきましょう!!
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