あなたは「失敗が怖い」と感じることはありませんか?
人によっては失敗はダメなものと思ったり、失敗することが怖いという人もいます。
逆に、失敗を怖がらないだけでなく、むしろ失敗を喜んで受け入れる人もいます。
このように同じ「失敗」という言葉に対しても捉え方が違うが『マインドの違い』です。
マインドが変われば大げさでも何でもなく、人生が変わります。
それはマインドを元に思考や行動をしているからです。
マインドが変わる
↓
思考や選択が変わる
↓
行動が変わる
↓
結果が変わる
↓
人生が変わる
このように変わっていきます。
つまり理想を手に入れたいのであれば、理想を手に入れるマインドを先にインストールしたいわけです。
そこで、この記事では、マインドセットの意味と、マインドセットをどのように変えるのかについて見ていきたいと思います。
Contents
マインドセットの意味とは?
こんにちは、原子です。
僕は自分でビジネスを始めて10年が経とうとしていますが、最初の3年ほどは食べていくこともできずアルバイトを掛け持って食いつないでいました。
その時のことを振り返ると考え方が変わったな〜と心底思います。
考え方や行動が違うし、価値観(何を選ぶかなど)も違う。
世界の見え方から、人間関係、ちょっとした空き時間の使い方まで、全てが違います。
この根底にあるものが『マインド』です。
つまり、新しい現実を手に入れていきたいなら、新しいマインドをセットする必要があります。
(結果としてマインドが変わっていたということもありますが)
意図的にマインドをアップデートしていく行為は、確実に人生を好転させていくものなのだと僕は実感を持って断言できます。
それではマインドセットとは具体的にどのようなものなのでしょうか?
大まかな表現だと「マインドセットは思い込みを作ること」という感じで使われています。
この捉え方から理解を深めることで、自分に活かしていくことができるようになるので、さらに分解して深めていきましょう。
僕なりの意味づけになるのですが、マインドセットにおける「マインド」とは『思考を作り出す土台のこと』と定義をしています。
もう一歩噛み砕くと
「マインド」とは:
A=B(AはBである)という
潜在意識の中に入っている公式のようなものです。
このA=Bの公式が元々持っていたマインドだった場合、Aに対する捉え方を変えて、A=Cと新しいマインドを定着させることが『マインドセット』と捉えていくと分かりやすいと思います。
マインドセットが変わってビジネスが変わった事例1
潜在意識の中にある公式がマインドであり、マインドが何かを考えるときの土台となります。
そして大切なのは無意識的に作動することです。
マインドセットさえ出来れば「そう考えるのが当たり前」「そう行動するのが当たり前」という基準になる。
マインドに沿って考えること、マインドに沿って行動することが普通になるのです。
だからこそ成功者達は口すっぱく「マインドセットが大切だ」と言うのですね。
例えば過去に僕は「全てはテスト」というマインドセットを学びました。
このマインドが潜在意識に入っていれば(セットされていれば)何か上手くいかないことがあっても「失敗した」と思うことはありません。
このマインドがなかった時だったら失敗した落ち込んでいたような場面でも
「こんなテスト結果が出るんだな。じゃあ次はこんなテストをしてみよう」
と軽やかに次の行動へ移ることができるようになりました。
いちいち落ち込みもありません。なぜならテストだからです。
これは頭で「失敗じゃない!」と言い聞かせているわけではありません。
無意識の内にテストだと考えているから失敗という思考がそもそも出てくることがなくなったのです。
失敗と思わないから次に行動を移しやすくなるし、上手くいかない結果もただのテスト結果と捉えられるからメンタルに影響はありません。
テストを繰り返していくと、いつかはビジネスで上手く結果を出す方法が必ず見つかります。
マインドセットが変わってビジネスが変わった事例2
もう一つ、失敗に対するマインドについてもう一つ例を出してみたいと思います。
起業した当初の頃の僕は、セミナーを自分で主催していました。でも最初は人が全然集まらないことも多く、その度に凹んだりしていました。
だんだん開催するのも嫌になっていた時に、コンサルタントの方からこんなことを言われました。
「1人しか集まらなかったら、その参加者はラッキーだよね!関係性も濃くなるよね」
それを聞いて「え!?そんな風に考えるんだ!」とビックリ。
僕はそれまでは「セミナー参加者が少ない=失敗」というマインドを持っていました。
一方そのコンサルタントの人は「セミナー参加者が少ない=濃い関係を作るチャンス!」というマインドを持っていたことになります。
無意識のうちに失敗と考えるか、無意識のうちにチャンスと考えるか。
大きな違いですよね。
無意識だから自分がどんな思い込みを持っているかに気づきにくいです。
でも気づかない内に、考え方にも行動にも影響が出てくるのがマインドです。
何か上手くいかないことがあるとしたら、心の中に上手くいかない公式があるのかもしれないと考えてみてください。
まずは今までのマインドを見つけて、新しいマインドをセットしていく。
そうすることで自然体なのに、より理想の未来を手に入れていくことができます。
マインドセットの見つけ方
「ノウハウコレクター」「セミナージプシー」という言葉があります。
学んでいるけど現実が変わっていない、または学んでいることで満足している状態を指している言葉として使われます。
何故そうなるかというと、大きな要因はマインドが変わっていないからです。
講師から「○○をしましょう」みたいに話があったとします。
しかし、その○○をする意味を頭では理解できても行動に移せなかったり、少し行動をしても続けることが出来ないのもマインドが変わっていないのが原因です。
僕が人に教えるようになって思ったのは
これは最重要にするだけの価値があることですよ!
そんな気持ちで話をしていても、聞いている側は
へ〜、そうなんですね。じゃあ、できたらそれをやろうと思いますぅ。
・・・みたいな反応のことがあります。
そういった反応をしている人を見ていて「できたらやる」と表現している時って本当にいつかはやろうと思っているのだと思います。
しかし、その「できたら」というのは、ソファでゴロゴロとスマホを見たりyoutubeを見る時間の次くらいの優先度だったりします。
大切だと感じてもらうのも講師側の仕ではありますが、最終的には受け取る側である自分が変わっていく主体性がないと変化は起こりません。
頭だけの理解で行動しようとしたり気合いや根性だけでやろうとしても続かず上手くいきません。
その反面、潜在意識にあるマインドが書き変われば無意識的に上手くいくような行動が続けられるということです。
何かを学んでも変わらないのであれば、
「この学びは何をマインドセットすることを教えてくれているのだろうか?」
と意識してみましょう。
例えば世界ナンバーワンコーチと言われるアンソニーロビンズが「明確さはパワーだ」ということを言っています。
アンソニーロビンズの潜在意識の中には「明確にする=パワー」というマインドが入っていると予測することができますよね。
こうして、
「この人は何を言いたいのだろう?」
「どんなマインド(A=B)を持っているのだろう?」
という視点を持って、取り入れるマインドを見つけてみてください。
マインドセットを変える方法
同じAという対象に対して、どのようなBを持っているか。人によって信じているものは違います。
例えば失敗ということに対して「失敗=恥ずかしいこと」「失敗=嫌なこと」とネガティブな思い込みもあれば「失敗=成功の母」「失敗=成功に近づいた」というポジティブな思い込みを持つ人もいます。
基本的には元々はネガティブだったA=Bを、ポジティブなA=Cにしていくというのがマインドセットとなります。
もう一つのパターンとしては、A=(曖昧)というように、特に信じていることもない場合もあります。
例えば先ほどの「明確さ=パワー」というものに対して、今までの自分が「明確にする=?」と特に何も考えたこともない場合もあるということですね。
このような場合はステップ4から入っていただけたらと思います。それでは5つのステップで新しいマインドをセットしていく方法をご紹介します。
ステップ1「A=B」と「A=C」を明確な言葉にする
先ほどお話ししたように、何かを学んだ時に新しくセットしたいマインドを見つけたら、そのマインドと今までのマインドを明確な言葉にしていきます。
例えば以前に「失敗をしなければ次のステージに行けない」という話をしているセミナー講師がいました。僕はそれを元に自分なりに「失敗=成功に近づいた証」と言い回しを変えました。
そして、元々どのような思い込みがあったかを言葉にしていきます。僕の場合は「失敗=嫌なこと」と思っていました。
ステップ2「A=B」を「A≠B」にする
今までは無意識のうちに信じていたのが「A=B」。それを疑うことがステップ2です。
当たり前と思っていたけど、それは当たり前ではないんだと潜在意識に言い聞かせていきます。
具体的には今まで持っていた「A=Bって本当に本当にそうなのか?」と自問自答し、反証を探していきます。
例えば失敗は嫌なことと思っていた場合、失敗があったからこそ上手くいった自分の経験や他の人の経験などを見つけていきます。
そうすると「あの失敗がなければ成功できなかった。ということは失敗はダメなものではないのかもしれない。」と意識を向けることで信じていたものが揺らいでA≠Bになっていきます。
また、有名人や力のある人の発言などを借りるのも手です。
「あの偉大なエジソンが『失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。失敗がなければ、何が最適なのかわからない。』と言っている。だから失敗は貴重なものなんだ」
頭で言い聞かせるのではなく、実感として「確かにA=Bではないかもしれないな」と感じられることが重要です。
ステップ3なぜ今まで「A=B」だったのか?
信じていることというのは何かしらの根拠や体験があったということです。
親や影響力のある人が言っていた、もしくはそういう言動を見てきたかもしれません。実体験として身を守るために思い込んだこともあるかもしれません。
しっかりとA≠Bにするために、今までの根拠や体験も言葉にしておきましょう。
例えば失敗は嫌なことと思い込んでいた僕は、小学校の時に転校してからなかなか馴染めなかった経験があります。
そして一時期、いじめという程ではないのですが仲間外れにされたり無視されることがありました。
今となっては何が原因だったのかも分かりませんが、その経験から「人間関係に失敗すると仲間外れになる」と思うようになったのではと自己分析しました。
つまり小さい頃の僕は経験を通して「失敗=嫌なこと」というマインドの奥に「失敗=仲間外れになる」と思い込んでいたのかもしれません。
ここで丁寧にステップ2と同じことを繰り返し、失敗と仲間外れは関係がないということを潜在意識にしっかりと言い聞かせていきました。
ステップ4「A=C」の未来を描く
今までのマインドから新しいマインドへと変わったら、未来の自分はどんな風に考えて、どんな風に行動をするのかをしっかりとイメージしていきます。
例えば「失敗=嫌なこと」と思っていたところから、「失敗=成功に近づいた証」というマインドへと変わったら自分はどうなるかをイメージしてみました。
僕の場合は
「考えすぎて動けなかったところから、とりあえずで動いてみてそれから考えていくようになりそうだな…」
このマインドセットがあれば、小さいことを気にせずに行動をしていて、上手くいかなくてもそれを糧にして次にすぐに動いているイメージも出てきました。
大切なのは、ここで何回かイメージをすることです。
イメージを繰り返すことで、今までA=Bを元に使っていた神経回路が、新しいA=Cを元にした神経回路が使われ始めます。
新しい神経回路を使うことが定着したら、無意識的にその回路を使うようになるので、意識しようとせずとも新しい考え方や行動をとるようになるのです。
ステップ5リアルな場で「A=C」を定着させる
イメージを繰り返したら次は、リアルな場での定着を狙っていきます。
例えば「失敗=成功に近づくこと」というA=Cが新しいマインドだとしたら、僕の場合は新しいコンテンツを作る時に
「失敗は成功に近づくことだから、もしこれが売れなくても、それはいつか売れるところに一歩近づくということだ!」
このように言い聞かせながらリアルな行動をしました。
実際に思ったように売れなかったとき、今までだったら「あんなに頑張って考えたのに、もう嫌だ」と思っていたでしょう。
でも新しいマインドを意識しているので「何を改善したらいいだろうか?」とすぐに思考を切り替えることができました。
そして何度か繰り返した時に、売れる自分なりのパターンのようなものが見えてきました。
その時に「やっぱりあの時の失敗が、この成功に近づくためだったんだ」と再確認。
言い回しを変えると「やっぱりA=Cなんだ!」という再確認ですね。
これは臨場感がある状態なので、潜在意識に強くセットされていきます。
このように何らかのアクションをする前と後に新しいマインドセットを再確認するのがおすすめです。
マインドセットのまとめ
さて、5つのステップでご紹介してきましたがいかがでしたか?
ステップ1「A=B」と「A=C」を明確な言葉にする
ステップ2「A=B」を「A≠B」にする
ステップ3なぜ今まで「A=B」だったのか?
ステップ4「A=C」の未来を描く
ステップ5リアルな場で「A=C」を定着させる
このようなステップで是非進めてみてください。
上手くいくマインドへと変わると無意識の内に上手くいく思考と行動をとるようになります。
気合いや根性ではなく、自然でいられるのに成果を出していける自分になれるのです。
ここの可能性を改めて感じていただき、丁寧に5ステップを繰り返してみてください。
何年か前の自分からは想像も出来なかったような現実をどんどん手に入れていくことができる自分へと変わっていきますよ。
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