好きを仕事に!自分らしさと本当にやりたいことを見つける方法

こんにちは!原子です。

僕はセッション型ビジネスコンサルタントとして、セッションを仕事にしているコーチ、カウンセラー、セラピストなどのビジネスサポートやコーチングをしています。

本当にお陰様で「好きなことを仕事にしている!」という実感と充実感が毎日あります。

しかし、以前の僕は「本当にやりたいことは何だろう?」と自分軸がブレて、あちこちをさまよっていました。

色んなことに手を出しては続かず、落ち込んだり人に嫉妬したりしながらも徐々に見つけた本当にやりたいことを見つける』ということについて、今日はお話ししていきます。

本当にやりたいこと=充実感のあること

僕がコーチングをさせていただいている時に、よくある光景です。

はらこ

もし今、お金も時間もあって何の制限もなかったとしたら、何をしますか?

クライアント

そうですねぇ。南の島で何もせずにボ〜ッとして過ごしたいですね。

この気持ち、とてもよく分かります。

ですが、これは「本当にやりたいこと」ではない場合が多いです。

「何もしたくない。ボ〜ッとしたい」とは、言い回しを変えると「足りないものを補いたい」という感じ。

そもそも「本当にやりたいこと」を考えている背景を考えると、きっともっと充実感を味わいたいということなのだと思います。

やりがいがあって、楽しくイキイキしている何かが、どこかにあるのじゃないか?

あなたも、そんなことを探しているのではないでしょうか?

ある程度、自分が満たされた時に「それでもやりたいこと」。

ここに充実を感じる、本当にやりたいことが眠っています。

子供の頃は夢・やりたいことに制限がありません。

でも、大人になるにつれて社会で生きていくことを身につけると同時に、周りに合わせたり、我慢という概念を覚えていきます。

それと同時に自分らしさに蓋をすることで、元々は誰しも心の中にあった「〜〜したい!」が見えなくなってしまいます。

やりたくない仕事に毎日イヤイヤ通勤し、合わない人間関係の中で精神をすり減らし、やりがいも感じない毎日を過ごす・・・。

これでは「何もやりたくない」ことを、「やりたい」と思ってしまうのも仕方ありません。

自分が分からなくなる「投影バイアス」に注意!

「何もせず、ただただボ〜ッとしていたい」というのは、子供の時からそうだったでしょうか?

おもちゃも外の世界にも目もくれず、ただただボ〜ッとしていたかったかと言うと、ほとんどの人がそうではないと思います。

そう考えると“現在の自分の状態”が影響していると考えた方が良さそうです。

肉体的なのか、精神的なのかは分かりませんが、疲れていたりすると、その疲れを癒すために「ボ〜ッとしたい」という答えが出てくるんですね。

これを『投影バイアス』と言います。

現在の自分の状態を、“未来の自分”に投影をする。そのまま未来をイメージするので本来求めたい答え(=本当にやりたいこと)が隠れてしまうのです。

お腹が空いた状態でスーパーに行って、ついつい買いすぎちゃったという経験はありませんか?

お腹が空いていると“未来の自分”は、あれもこれも食べられるような気がするんです。現在の自分がお腹が空いているからです。

でも実際の未来になると、その時の自分はお腹が満たされてきて「こんなには食べられないな。何でこんなに買っちゃったんだろう?」となるわけです。

自分らしい人生はハッピーな物語で考える

夢を描く、未来を計画する、ゴールを決める…。

この時には、自分がハッピーになる未来を考えたいのに、大変だったり苦しかったりする現在を投影させてしまうと本来の道から外れていってしまいます。

シンデレラストーリーという言葉は成功物語として使われますが、シンデレラを例えに出してみましょう。

シンデレラは「私も舞踏会に行きたいわ」という想いがありました。

その想いがあったからこそ、魔法使いにカボチャの馬車と純白のドレスとガラスの靴を用意してもらい舞踏会に行くことができたわけです。

そして王子様の心を射止めるというチャンスを掴んでハッピーエンドになるわけですね。

しかし想いを描く時に、投影バイアスにはまってしまうとどうでしょうか?

現在の状態が影響しちゃうと、こんなストーリーになってしまいます…

シンデレラは継母と姉にこき使われて身も心も疲弊していました。

そんなシンデレラの元に魔法使いがやってきて言いました。

魔法使い「魔法で願いを叶えてあげましょう」

シンデレラ「私の願いは何もしたくないです。ボーっとしていたいです」

魔法使い「分かりました。ではこれを」

と言うやいなや、カボチャのベット、純白のシーツ、ガラスの枕が現れました。

「12時に魔法がとけるので、それまでボーっとしてていいですよ」

・・・みたいな笑

こんなストーリーだと、日々の疲れは癒せてもハッピーエンドには向かいそうもないですね。

物語の世界だけでなく、現実でも同じです。

「疲れた、癒されたい」という不足とそれを補うことだけに意識をフォーカスしていると、せっかくのチャンスがきても見逃してしまうのです。

そこでオススメしたいのが、自分らしい人生成功物語が見えてくるイメージワークです。

やりたいことの見つけ方「自分のコア出し」ワーク

ここまでお伝えしてきたように、大切なのは不足から未来を考えないことです。

「足りない」と感じているものがあるなら、それをしっかりと「満たす」。

その上で「じゃあ何をしたいかな?」と考えていきます。

しかし、もちろん足りないものをすぐに簡単に満たせたらこれほど簡単な話はありません。

そこでやっていきたいのが「イメージを使う」ということです。

具体的に見えるイメージ、聞こえるイメージ、感じるイメージをそれぞれ詳細に描いて「あぁ〜充分に満たされた」と味わっていきます。

そうすると徐々に感じ方が変わっていきます。

具体的な手順

1.いま手に入れたい、またはやりたいことは何か?
(小さいものでもOK)

2.「1の答え」が充分に手に入った時、またはできた時に何が得られるだろうか?
(その他の質問)
「1の答え」が充分に手に入った時、またはできた時に何をするだろうか?
「1の答え」が充分に手に入った時、またはできた時にどうなるだろうか?

3.「2の答え」が充分に手に入った時…以下同文

4.「3の答え」が充分に…以下同文の質問を繰り返していく

不足を埋めるところに自分らしさはない

上記のワークを、リアルにイメージを味わいながらやってみてください。

以前に「本を出版したい」と言っていた方は、このワークをやって「充分に納得する出版ができたら認められて、その後は講演会をしてお金持ちになって、海外を飛び回りながら仕事をして…」と出てきました。

つまり、この場合「認められる」という不足、「お金持ち」という不足、「海外を飛び回る経験」という不足があったんですね。

このように不足を感じたまま未来を考えるのは投影バイアスが働き、本当にやりたいことは見つかりません。

一つひとつを充分に味わってもらった時、最後には表情がとても穏やかになり、とても深い優しい声で「それができた先には、多くの人に大丈夫だよって伝えてあげる活動をしています」と話していました。

承認欲求もお金も時間も経験も満たした、その先に、その方は「大丈夫と伝えたい」という本心があったということです。

「大丈夫と伝える活動」というのが抽象的なので、ここからどのように仕事の形にしていくかはまた別のワークになります。

違う記事で考え方をお伝えしているので、カテゴリーからぜひ参考にしてみてください。

まず大切なのは、何かしらの不足を補うことではなく、「純粋にやりたい」と感じることがあり、その感情を先に感じることです。

不足感ではなく、充足感を感じながら未来を描いていく。

その時に自分らしい物語が見えてきます。本当にやりたいことの核が見えてきます。

「本当にやりたい」ことで輝くあなたと、どこかの機会でお目にかかれるのを楽しみにしています!

この記事を書いた人

原子 やすふみ

原子やすふみ

心のメカニズム解析で「自然体で生きられる人生」へとナビゲートする。

小学校3年生で両親と離れ全寮制のスパルタスクールに放り込まれる。肉体労働、体罰、独房監禁の日々。中学3年で脱走。警察に保護されそのまま養護施設へ。
中学卒業後、そば屋で住み込みで働きながらの引き蘢り生活。夢も希望も友達すら皆無だった人生に、プロドラマーという人生初の夢を抱き再出発を果たす。その矢先、交通事故に巻き込まれ両足首全骨粉砕骨折。生涯歩行困難と診断されるも、4ケ月の入院と1年間のリハビリ生活で奇跡の復帰を遂げる。保険金で3,300万円を手にするも、今度はニート生活。浪費し続けた結果の極貧生活へ逆戻り。

想像を絶する不運の宿命を背負わされた男の人生が一変したのは、心理学との出逢いだった。心のメカニズムをつぶさに研究し尽くし2010年にメンタルセラピストとして起業。2013年、セッション型ビジネスのコンサルタント業を開始。月末の支払いに困窮していたシングルマザーが月商100万円超え、月の売上が3万円だったセラピストが月商80万円を達成するなど、分かりやすいコンサルティングで関わる一人ひとりに夢と希望を与えている。